暫定2位の磐田U-18は、首位攻防戦で鳥栖U-18に1-2で逆転負けし、連勝が4で止まった。前半41分、サイドチェンジから、左サイドで縦に仕掛けたMF後藤啓介(17)が、相手GKとの1対1を冷静に決めた。今季自身7得点目で先制したが、その2分後に同点ゴールを決められ、前半を終了。後半22分には、相手CKからヘディングで決勝点を許した。DF松田和輝主将(17)は「守備の細かなミスがあったが、今後の練習で修正していきたい」と前を向いた。

今季2敗目(7勝)を喫したが、勝率は7割7分8厘と高いままだ。昨季はWEST10チーム中8位の5勝4分け9敗、勝率3割に満たなかったチームが、躍進を続けている。前田遼一監督(40)は「選手はよく頑張った。鳥栖戦は、自分から仕掛けて奪いにいく守備が、できていなかった」と課題を挙げた。

今季は9試合で16失点。暫定首位の鳥栖は10試合で8失点と、守備力の差は歴然だ。この日の敗戦を機に、相手攻撃陣を抑えるプレーが改善されれば、首位浮上のチャンスは十分にある。この日は空砲に終わった後藤は「まだ下を向く必要はない。全員で優勝を目指していきたい」と力を込めた。