日本野球機構(NPB)とJリーグが合同で開催する「第58回新型コロナウイルス対策連絡会議」が4日、オンラインで行われた。

サッカーでは、声出し応援の運営検証が進んでいるが、2日のガンバ大阪対浦和レッズ(パナスタ)では、検証の対象試合でないにもかからわず、浦和サポーターが大きな声でチャント(応援歌)を歌い、SNSなどでもその動画が広がっている。

Jリーグの野々村芳和チェアマン(50)は、浦和サポーターの度重なるルール違反に「頻発することは、残念としか言いようがない」と遺憾の意を示した。「声を出したい思いは分かるが、基本的な対処方針の中でどうやったらサッカーで声を出せるかトライしている」。加えて、クラブがサポーターを管理できることを証明することの重要性を説き「サポーター、クラブも前に進めていけるような対応を取っていただきたい」と強調した。

現在、新しい変異株のBA5が拡大し、感染者が増加傾向にあることも確認した。7月に入り、Jリーグの声出し応援の運営検証は、観客動員数を7000人に増やす「ステップ2」に入っている。ステップ3では、全体の観客数を5000人、または収容人数の50%の大きい方とし、声出しエリアの人数制限が撤廃される予定。野々村チェアマンは今後の声出しの運営検証に「自治体が認めるかどうかが大きい。それぞれの自治体の判断が大きな要素になる」と話した。