磐田は0-1で福岡に敗れ、今季3度目の連敗を喫した。

前半は互いに決定機を欠く展開。大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ磐田は、攻撃の精彩を欠いた。伊藤彰監督(49)は前節広島戦から先発7人を変更。開幕から19試合連続で先発出場を続けていた元日本代表MF遠藤保仁(42)は、今季初のベンチスタートとなった。

前半14分、左CKからMF鈴木雄斗(28)が右足ボレーを放つも、シュートは枠外。前半はシュートわずか2本と見せ場もつくれなかった。

悪い流れのまま後半に入ると、先手を取られた。同7分、敵陣でボールを奪われ、相手の個人技から失点。伊藤監督が「ケアしなければいけない」と警戒していたカウンターから先制点を許した。1点を追う同17分から遠藤とFWジャーメイン良(27)が途中出場。選手を入れ替えて打開策を探った。

だが、最後まで相手の堅守を崩せず、2試合連続で完封負けを喫した。J2自動降格圏の17位神戸との勝ち点差は「2」。神戸と直接対決する次戦は、勝利だけを求められる。【神谷亮磨】

▽磐田伊藤監督 ゲームはコントロールできていたと思うが、福岡さんの強さ、高さ、カウンターで失点してしまった。反省しないといけない。チャンスをつくれていたが、そこで決めきれなかった。もっとゴール前に行く回数を増やすとか、次につなげないといけない。