鹿島アントラーズのホーム戦での声出し応援の段階的導入は、ステップ2に入った。

声出しエリアは前後左右1席空ける市松模様で、ステップ1だった6月11日のルヴァン杯・福岡戦に比べ、エリアの収容人数がホーム、ビジター合わせて約1000席増えた。両クラブのサポーターは不織布マスクをつけ、座席移動やエリア外の声援などの違反はなし。ルールに沿って、応援歌を歌い、声援もブーイングも存分に声を出した。

試合は3-3の引き分けに終わった。2-3の敗色濃厚の中、鹿島のFWエヴェラウドが勝ち点1を呼び込む同点弾。ゴール左から強引にオーバーヘッドを繰り出し「FWだからどこにゴールがあるか分かる。打った瞬間入ったと思った」と振り返った。一時は勝ち越しただけに、「ボールを持つのも大事な要素。そこを統一できれば」と試合運びの課題を挙げ、次節の札幌戦を見据えた。