セレッソ大阪は、アウェーで一時は鹿島アントラーズに逆転したが、後半44分に鹿島FWエヴェラウドにオーバーヘッドのスーパーゴールを浴び、勝利を逃した。

3-2の後半35分、パリオリンピック世代のDF西尾隆矢がピッチに入った。小菊昭雄監督から「(試合を)締めろ」と送り出されたが、スーパーゴールを浴びた。西尾は「入ったからには締めて終わりたかった。残念な気持ち」と悔やんだ。相手のスーパーゴールに「シュートを打たれたときに嫌な予感がした。あそこ(シュートの位置まで)にボールを運ばれたことを考えると、その前のプレーを修正していかないといけない。不運で終えるだけでなく、反省の材料として共有してやっていければ」と気持ちを切り替えた。

MF清武、原川を負傷で欠く中、MF鈴木徳真ら伏兵が頭角を現し、前節は川崎フロンターレに勝利。今節も2位の鹿島に、勝ち点3は逃したが、互角に渡り合った。小菊監督は「けが人はいるが、立ち上げのキャンプから全員が同じチーム戦術を理解し、全員が高い競争をしてきた。上位対決でも高いパフォーマンスが発揮できている。チーム全員で、いい競争をしながら次の試合に向かっていきたい」と手応えを口にした。