清水エスパルスが今季初の連勝を飾った。0-0で迎えた後半28分、MFカルリーニョス・ジュニオ(28)のスルーパスに抜け出したMFベンジャミン・コロリ(30)が右足で先制点。同41分には左クロスをカルリーニョスが左足で合わせて追加点を挙げた。2戦連発のブラジル人助っ人は1得点1アシストの活躍で勝利に貢献。チームの守備も2試合連続無失点で、順位は暫定ながら15位から12位に浮上した。

▽ゼ・リカルド監督(51) チームは集中力を保ち、苦しみながらも勝利を得られた。ハードワークをしたたまもの。前半は攻撃がうまくいった場面もあった。正直、ゴールはどの時間帯でも欲しいもの。やはり後半は途中から入る選手、攻撃能力のある選手で流れは変わる。今日は勝ったが、我々の目標はまだ遠いところにある。順位はまだ楽になったわけではなく、厳しいところにいる。現実から目をそらさず、勝ち点をつかんでいく作業をしていきたい。

▽2試合連続先発で勝利に貢献したMF乾貴士(34) 快勝ではないけれど、勝ち点3を取れたことがよかった。我慢できて粘り強く戦えた。(清水は)この順位にいるチームではない。選手の質とか考えても、勝てるチームになっていくと思う。12位といってもまだ試合を消化していないチームもあり、勝ち点差もそんなに変わらない。

▽1得点1アシストのMFカルリーニョス 試合までの1週間は、G大阪の分析をして、どこのスペースが空くかなどの準備をしてきた。2点目はチアゴ(サンタナ)がいいパスを出してくれて、うまくゴールができた。でも、1番うれしいのはチームが勝てたこと。

▽8試合ぶりゴールを挙げた清水MFコロリ ゴールを決めることができてよかった。何よりも連勝することが大事。難しい試合になることは分かっていたけれど、この勝利はチームにとってもプラスだと思う。次の試合もいい結果を残したい。