16日に就任したガンバ大阪松田浩新監督(61)が初陣に臨み、その采配がズバリ当たり、電光石火の先制点が誕生した。

前半2分、GK東口のパントキックを起点に、こぼれ球をFWレアンドロ・ペレイラが運び、パスを受けたFWパトリックが放ったシュートが再びこぼれ、Lペレイラが左足で先制ゴールを奪った。約5カ月ぶりとなる今季3点目。試合開始から、わずか1分39秒後の先制だった。

Lペレイラは解任になった片野坂前監督体制では、事実上の構想外だった。約3カ月ぶりの先発、約2カ月ぶりの出場でいきなり結果を出した。パトリックも最近は出場時間が減少傾向にあり、2人のブラジル人FWの扱いが注目されていた中、松田監督は思い切って2トップで起用した。

松田監督は08年ヴィッセル神戸以来のJ1クラブでの指揮となり、対戦相手のサンフレッチェ広島は選手やコーチとして在籍した古巣になる。

試合は前半にG大阪が再び勝ち越したが、後半に広島はFWベンカリファが、ハットトリックを達成するなど4連続ゴールに成功。

後半途中まで健闘したG大阪だが、7試合ぶりの勝利どころか今季ワースト5失点で大敗した。広島は堂々の3連勝で暫定ながら2位に浮上した。

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