ヴィッセル神戸が延長戦の末、全北現代(韓国)に逆転負けを喫し、準々決勝で敗退した。

初出場の前回20年にベスト4に進んだ神戸だが、2度目の挑戦は8強止まりだった。16年以来3度目の優勝を狙う全北は、韓国Kリーグでも5連覇中のアジア屈指の強豪クラブ。

先制したのは神戸だった。後半19分、途中出場からわずか2分後のMF汰木が、CKからの流れでGKのはじいた球を最後は右足で決めた。

だが、その2分後の同21分、神戸は自陣でのミスからロングカウンターを発動され、失点。1-1の同点になった。

突入した延長前半14分、神戸は自陣右サイドを破られ、そのクロスから決勝点を奪われた。その後、神戸は好調の汰木が強烈なシュートを放つもゴールは割れなかった。

延長後半終了間際にも失点し、試合は決まった。

18日の決勝トーナメント1回戦で横浜Fマリノスを3-2で破った神戸は、中3日のこの日、先発を7人も変更。前回先発だったFW大迫、ベンチスタートで出場機会のなかったMFイニエスタの主力2人は、ベンチから外れた。前日21日の公式練習でも2人の姿がなく、回復していたコンディションを再び崩した可能性もある。

神戸は天皇杯もベスト8に勝ち進んでいるが、J1リーグでここまで16位に低迷しており、9月からは最終盤の残留争いが待ち受ける。