鹿島アントラーズDF安西幸輝(27)が1日、浦和レッズ戦(3日、カシマスタジアム)に向けてオンライン取材に応じ、日本代表DF酒井宏樹(32)とのマッチアップを心待ちにした。

安西は日本代表で酒井とプレーしたほか、ポルトガル1部ポルティモネンセ在籍時、フランス1部マルセイユに在籍していた酒井がキャンプでポルトガルを訪れた際に食事をしたことがある。

「自分が悩んでいる時に、宏樹君が自分が思っているサイドバック像と全然違う話をしてくれた。その時から、いつか日本に帰った時はマッチアップしたいねと。去年は機会がなかったけど、もし、できれば圧倒して勝ちたい」

今週から、フットサル日本代表コーチなどを務めた鈴木隆二氏、スペインで育成年代を指導し、J2東京ヴェルディで強化部メソッドディレクターを務めていた坪井健太郎氏が新コーチに就任し、チームに合流している。

安西は、鈴木コーチのフットサルの概念を取り入れた練習に触れ「3人で崩すイメージを強く強調していて、練習も新鮮でおもしろかった。サッカーにも応用できると感じているので、試合に使えたら」と手応えを口にする。

浦和戦へのカギは「サイドの攻防」と挙げ、「個人としても浦和には負けたくない。サポーター同士も負けたくない気持ちはあると思う。ホームでしっかりたたけるように頑張りたい」。

チームは前節で川崎フロンターレに惜敗したが、岩政大樹新体制で、着々と新生・鹿島をつくりあげようとしている。