新潟医療福祉大サッカー部のFW小森飛絢(4年、J2ジェフユナイテッド千葉内定)とMFオナイウ情滋(4年、J2ベガルタ仙台内定)が、韓国・カンボジア遠征を行う全日本大学選抜(23人)に選出された。大学に籍を置きながらJリーグに出場できる特別指定選手として既にプロデビューを果たす2人は自らの存在価値をさらに高めるため、今日17日に韓国で開催される大学日韓定期戦でインパクトを残そうと意気込んでいる。

得点力が武器の小森と、爆発的なスピードでチャンスメークするオナイウがアジアを舞台に力を試す。「対戦相手が韓国ということはあるが、レベルの高い全日本大学選抜の中で活動できることが貴重な経験。とてもうれしい。力をさらに高めたい」と2人は口をそろえる。

小森は来季加入が内定するJ2千葉の特別指定選手として3日長崎戦で途中出場でJ初出場すると、10日金沢戦でも途中出場。2試合で計33分プレーする。まだシュートを放っていないが「ゴールに直結するプレーを増やしたい。FWとして、今から結果を求めていく」と貪欲だ。

オナイウも来季加入するJ2仙台の特別指定選手として7月23日長崎戦でJデビュー。仙台の練習に参加しながらプレーの選択、判断の速さを身につけることを意識している。「周りを見ること、シンプルに(味方を)使うところの判断をもっとよくしたい」。

神奈川・平塚で開催された6月の大学日韓定期戦は5-0で全日本大学選抜が圧勝。縦への突破やセットプレーのキッカーとして存在感を示したオナイウはアウェーでの2度目の対戦に向け「相手が対応しきれないことをやりたい。ゴールに絡むプレーや勝負を決めるとどめの部分でスピードを生かしたい」と話す。前回対戦はピッチに立てず、今でも悔しさが残るという小森は「今回はゴールを取って勝利に貢献し、今後のサッカー人生につなげていきたい」と力を込めた。【小林忠】