J2アルビレックス新潟のFW小見洋太(20)がプロ2年目で初の2試合連続ゴールを奪い、ホームサポーターの歓喜を生み出す。今日18日のホーム水戸ホーリーホック戦に備え、17日は軽めの調整で汗を流した。7月10日の山口戦から11戦連続出場中だが「しっかりとリカバリーできているのでコンディションはいい」と余裕の表情。会見の途中にはDF千葉に「一流選手、一流選手。手の届かないところに行ってしまったな」と笑い交じりでいじられても、「練習でいい感覚でシュートを打てているので、得点を狙っていきたい」と淡々と話し続けた。

相手最終ラインの裏にできたスペースに走り込み、決定機に関わることが真骨頂。左MFでフル出場した前節14日の甲府戦(2-1)は0-0の前半19分、MF伊藤からのパスに左から抜け出すと、ゴールライン際からクロスと見せかけてネットを揺らした。

相手GKの意表を突いたシュートは左足インサイド。8月末に自主練習で打ち続けていた角度からの一発だった。「チームメートからいじられていたので『ほら、見たか』と思った」と今季4得点目を振り返り、「どんな形でもゴールはゴール。常にシュートを意識したプレーをする」と笑顔を見せた。

残り6試合。現在、首位新潟は勝ち点71で、2位横浜FCとは同3差をつける。「(他チームを)意識しないと言えばウソになるが、やることは今までと変わらない」と話し、「1戦1戦、結果にこだわってやっていくだけ」と気合を入れた。【小林忠】