セレッソ大阪は25日までに、試合の舞台裏を紹介するクラブの公式YouTube番組「BACKSTAGE PASS」を更新した。

今回紹介されたのは21日のルヴァン杯準決勝、浦和レッズとのホーム第1戦。結果は1-1の引き分けに終わった。FW上門の先制点が出た前半は、ほぼ完璧な内容だったが、後半は一転して押し込まれ、何とか1失点で耐えた。

試合前の小菊昭雄監督(47)は、いつものように熱い言葉で選手に語りかけた。

「(1次リーグから)今日まで10試合、ここにいるみんなの頑張りで、今日の試合があるよな。もし、川崎フロンターレ戦のラストプレー、ゴールがなかったら、今日の試合はないんよ、ない。みんなが頑張ったから今日、これだけ素晴らしい舞台が用意されている。だから、思い切り楽しんでほしい」

8月に行われた準々決勝の川崎F戦。今回同様に第1戦はホームで1-1と引き分けて、第2戦はアウェーだった。2点リードされて敗退濃厚となった後半45分、FW加藤が1点を返し、同51分にFW山田の起死回生の同点ゴールが生まれ、2-2で引き分けた。アウェーゴール数でC大阪がミラクル突破を決めた。残り数分が勝負の分岐点となった。

その経験があるからこそ、この日の試合後、指揮官は「(浦和の猛攻を)よくしのいだね、一生懸命やった。これが絶対(第2戦に)つながるから。準々決勝の川崎F戦と一緒やから、シンプル。点を取りに行く、勝つ。また、いい準備をしよう」と、選手の労をねぎらった。

注目の第2戦は25日、午後5時に埼玉スタジアムでキックオフとなる。C大阪は2年連続の決勝進出、5年ぶり2度目の頂点を目指して大一番に臨む。