41年ぶりの優勝を目指した札幌光星は、前半20分にFW川合流央(3年)のPKで同点に追いついたが、涙をのんだ。

夏の全国高校総体出場の札幌光星は41年ぶり優勝を逃した。0-1の前半20分、PKをFW川合が決めて一時同点に追いつくも、後半再び追う展開をひっくり返せなかった。前日22日の準決勝で延長戦含め100分にPK戦も戦ったイレブンには疲労も見えた。川合は「(力を)出し切れていない」と悔しがった。

96年に札幌(当時JFL)でFWとして活躍した父孝治さん(52)がスタンドで応援するなか、ラストチャンスの全国を目指した。準優勝だった総体と今大会、連続で全道の決勝まで勝ち進んだ。「サッカーは楽しい。やめられない」。大学進学後も競技を続けるつもりだ。

元Jリーガーで15年就任の小林宏之監督(42)にとっては初の選手権全道決勝だった。涙が止まらないイレブンの姿を見つめ「必ず(今後の)チームにつながっていく」。あと1歩で逃した頂点を次こそ目指す。