前回大会準優勝の大津(熊本)がPK戦の末、昨夏の高校総体覇者・前橋育英(群馬)を下して、2大会連続の4強入りを果たした。大津は今大会2度目となったPK戦で、5人全員が落ち着いて決めた。一方で、前橋育英は2人目が失敗した。

前半は、細かいパスワークでボールを支配する前橋育英と、大津の堅守速攻のせめぎ合いとなった。だが、互いに決め手を欠き、無得点で前半を折り返した。

前橋育英は、後半18分、MF小池直矢(3年)が2枚目の警告を受けて退場、数的不利になった。ただ、前後半80分で勝負がつかずPK戦に突入していた。

前回大会も大津が準々決勝で前橋育英を倒し、国立へと勝ち上がった。前橋育英は同じ相手に屈辱の敗戦を味わった。