東山(京都)がPK戦を制し、前回大会の8強を上回って初のベスト4に進んだ。京都勢の4強入りは、13年度の京都橘以来、9大会ぶり。7日の準決勝では国立で大津(熊本)と対戦する。

試合は両校ともに攻撃的な姿勢を崩さず、何度も決定機を迎えた。東山はGK佐藤瑞起(3年)が好セーブを連発するなど、守備陣がゴール前でも組織的に守った。80分間では0-0で決着はつかなかった。

突入したPK戦では、先行となった日体大柏の1人目が失敗し、東山も3人目が失敗。3-3の同点で迎えた5人目で、日体大柏のFWオウイエのPKを東山の守護神佐藤が止め、最終的に4-3で熱戦に終止符を打った。

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表MF鎌田大地(Eフランクフルト)を卒業生に持つ東山は、4度目の出場となった前回大会で悲願の選手権初勝利。優勝した青森山田に準々決勝で敗れていたが、その1年後に歴史を塗り替えた。