第101回全国高校サッカー選手権は、7日に準決勝2試合が国立競技場で行われる。

第1試合はドイツ1部・ボルシアMGへの加入が決まっているFW福田師王(しおう、3年)擁する神村学園(鹿児島)と、今大会のダークホース岡山学芸館。第2試合ではW杯カタール大会で活躍した日本代表MF鎌田大地(Eフランクフルト)の母校、東山(京都)と、前年度準優勝の大津(熊本)が激突する。4校はいずれも選手権で優勝経験がない。初の栄冠を目指し、高校サッカーの聖地で激闘を繰り広げる。

○…ダークホース岡山学芸館が旋風を巻き起こす。前回は4強入りした高川学園(山口)に敗北。セットプレーの際、円陣を作ってグルグルと回転しながら動く「トルメンタ」の前に涙をのんだ。今年は「トルメンタ」にならい、準々決勝では特殊なショートコーナーから得点。FW今井は「高川学園があそこまで躍進したのはうれしかった。同じ中国地方の仲間ができるということは、自分たちにもできる」と言い聞かせ、さらなる快進撃を誓った。