町田ゼルビアDF池田樹雷人(じゅらと、26)が決勝ゴールを決め、本拠地にサポーターの歓声をとどろかせた。

0-0の前半38分、コーナーキックに豪快なヘディングで合わせ、チームに今季初ゴールをもたらした。「合わせるだけだった。持ち味なので、自信を持って飛び込んだ。勝利につながるゴールをとれたのはうれしいです」。チームは後半39分に、DF翁長聖(28)が敵陣左深くから技ありのフリーキックを直接決めて追加点。チームは今季初勝利を挙げ、黒田剛監督(52)にとっても記念の初白星となった。

池田はJ2ブラウブリッツ秋田から今季完全移籍で加入。黒田監督が希望していた選手でもあった。指揮官は「(自身が率いた)青森山田じゃないですけど、ボール際の強さ、空中戦、リスタートに強いセンターバックが必要だということでチョイスしてくれた。チームを作る上で欠かせない存在です」と信頼を置く。

名前の「樹雷人」の由来は、生まれたときに雷が鳴っていたから。活躍を続けて、自身の名もとどろかせたい。