サッカーの日本代表で活躍した本田圭佑(36)が18日、近畿大学(東大阪市)の卒業式にサプライズゲストとして登場した。

卒業生へ約16分間のスピーチ。伝えたいこととして「いつかは死ぬ。生きたいように生きろ!」と呼びかけた。

「毎日、生きていると、いろんなことがあるじゃないですか。思いがけないところで壁にぶつかったり、しますよね。つらい思いもするし、悩むし、『どうしよう…。あれ? 目標は何やったっけ? 夢は?』と思うような。いっそやめてしまおうとなることもありますよね? (そんな時に)自分自身、言い聞かせていることがあります」

そう話した後に「~生きたいように生きろ!」と続けた。

「この言葉は僕がどんなに追い込まれても『まあ、何とかなるやろ』と、楽観的にポジティブに今日この日まで生きている、すごく大事な考え方だと思っています」と語った。

本田は「悩んだ時に思い出してもらいたい」とした上で「どうせ死にます、人は。(死なないという)この真理だけは、まだ人類が何百年も到達できない。どうせ死ぬんで、やりたいことをやったらいい」と伝えた。

昨年の近大卒業式では、7月に凶弾に倒れた安倍晋三元首相がスピーチしている。