青森山田高で実績を残した黒田剛監督(52)が率いるFC町田ゼルビアが、ホームで藤枝MYFCを1-0で下し、J2でクラブ史上初の6連勝を飾った。開幕から6勝1分けの負けなしで勝ち点を19に伸ばして首位をキープした。

今季加入の強力外国人2トップが攻守に活躍。前半5分、J1横浜で20年に13得点をマークしたFWエリキ(28)が相手GKと空中で競った後のこぼれ球を、オーストラリア代表FWミッチェル・デューク(32)が右足で蹴り込んで移籍後初ゴールを挙げた。

その後は相手にボールを持たれる時間が長かったが、しっかりと守備ブロックをつくって対応。外国人FW2人の前線からの献身的な守備も光った。後半26分に2人は同時に途中交代。フレッシュなFW荒木駿太(23)とFW藤尾翔太(21)がピッチに入った。

前節まで4試合連続で途中出場の選手がゴールを決めるなど、黒田監督の采配が的中。この日は途中出場選手の追加点はなかったが、安定した試合運びで4試合連続の無失点勝利を飾った。