首位ヴィッセル神戸は3日、アウェーで3位の名古屋グランパスと対戦する。現在の勝ち点は神戸が22、2位広島が20、3位名古屋が19と接近しており、この結果次第で優勝争いはさらに混戦となる。

吉田孝行監督(46)は2日、オンラインで取材に応じ、大一番へ「非常に大事な試合。勝ち点で(名古屋に)並ばれるか、突き放すか、まさに6ポイントゲーム」と語気を強めた。

対名古屋は20年9月30日の勝利を最後に、最近4試合で未勝利(2分け2敗)、ここ2試合は完封負けを喫している。アウェーでも4試合未勝利(1分け3敗)と苦手にしている。

指揮官は「名古屋は守備も非常に堅く、ボランチも球際は強く、前線には迫力ある選手がいる。守備をガチっとされた時は、やはり流動性だったり、最後は個の力、ドリブルだったり、飛びだしだったり、迫力も大事になってくる」と、組織力を超越した個人技にも期待した。

得点ランキング2位の6ゴールで好調を維持するFW大迫を中心に、名古屋の堅守を打ち破れるか注目される。

悲願の初優勝へ、神戸は名古屋戦を終えれば、7日に横浜FC戦、13日に広島戦が控えている。