アビスパ福岡は4日、福岡市内で非公開練習を行い、次節アウェー、サンフレッチェ広島戦(7日、Eスタ)へ調整。福岡の特別指定選手で、来季の新加入が内定している地元福岡大4年のMF重見柾斗(しげみ・まさと、21)が、広島戦での初ゴール&連勝貢献を誓った。

重見は練習後、オンラインで取材対応。「ボールに関わりながら前進して、チャンスメークやゴールを決めるところを見せていきたい」と意気込んだ。

前日3日FC東京戦で、リーグ戦デビューを果たしてフル出場。MF前寛之(27)とのダブルボランチとして「茂さん(長谷部監督)からは、スライドの部分を言われている。ボールだけでなく、スペースにうまくスライドして埋めるところを意識しています」という献身ぶりで、4試合ぶりの完封勝利に貢献だ。

「まだイージーミスが多く、もっとすべてのレベルを上げて行きたい」と話すが、主力のMF中村駿(29)ら故障離脱者が多いチームにあって穴を埋め、頼もしい新戦力が現れた。

同じクラブ寮に住む福岡大出身の先輩、FW鶴野怜樹(22)とは「大学からご飯に連れて行ってもらっていました」という仲で、朝には寮の前の海辺を散歩しながら、アドバイスをもらうこともあるという。

「みんな優しくて、なじんでいます」と話し、恵まれた環境に感謝し、さらなる高みを目指す。