アルヒラル(サウジアラビア)は自慢の攻撃力で押し気味に試合を進めたが、1点が遠かった。2連覇はならず、準優勝に終わった。

指揮官は、93年のJリーグ開幕した当時、横浜マリノス(現横浜F・マリノス)でプレーし初代得点王となったラモン・ディアス氏。決勝前の会見では「浦和の攻撃はそこまで良くない」と、自チームの攻撃に自信を見せていたが、再三の決定機を仕留めきれず、逆にオウンゴールを許し敗れた。

試合後のラモン・ディアス監督の一問一答は以下の通り。

-試合を振り返って

「第1戦に比べてプレーの質が高かった。残念ながら、1つのミスからゴールを奪われてしまい、それが結果に大きな影響を及ぼした。選手は何度もチャンスをつくり、ものにしようとトライをした。得点に結び付かなかったが、ここまで来られた努力に対して感謝したい。第2戦は第1戦よりチャンスを多くつくったが、残念な結果に終わった。来週からリーグ戦がある。我々にふさわしいパフォーマンスをそこで見せたい」

-W杯代表が多く試合が多い。勝てなかったことに影響しているか

「これはよくあること。アルヒラルはサウジアラビアでも最も競争力が高いチーム。非常に多くの選手がワールドカップ(W杯)で戦った。このACL(アジア・チャンピオンズリーグ)決勝の前にも国内のカップ戦に出ている。試合数が多いことは、こういうレベルのチームには良くあること。それは理由にはならない」

-10時間以上と長距離移動と、今日の風の影響について

「国内リーグでもよくあること。自分たちでコントロールできないことが起きただけ。チームは高いパフォーマンスを見せた。チャンピオンとしての個性を出した。多くのチャンスをつくったが、最終的にゴールに結び付かなかっただけ。得点ができなかったが、ここまでの選手の多大なる努力に対してはお礼が言いたい」