浦和レッズがホームでアルヒラルに1-0で勝利し、2試合合計2-1で優勝を決めた。後半4分、セットプレーから相手のオウンゴールを誘発し、これが決勝点となった。

2017年大会以来となる3度目のアジア王者に輝き、6万人を動員したホーム埼玉スタジアムは歓喜に沸いた。

GK西川周作は好セーブを連発し、優勝に大きく貢献。表彰式では、トロフィーを掲げる見せ場でDF酒井宏樹に誘われ、2人で掲げた。

試合後の一問一答は次の通り。

-最初の場面

「あの接触で目が覚めたのも正直あって。落ち着いてやると同時に、日頃練習していることが出た前半だった。風が強くても慌てることなく、クロスボールも全部(前に)出られるのは出てやろう、あの接触から試合に入り込めた。楽しめたのはあった。危ない場面も90分間通してあったけど、経験値を生かしながらやりました」

-好セーブ

「ポジショニングでしっかりと誘い込んで、予測を立てられるポジションに立てていたので、慌てることなく対処することができた。理由があるポジショニングを、レッズのキーパーチームはやっている。それが試合に出たかなと思います」

-ごちゃっとなったあとは

「ボランチを含めて縦パス入れられるのがイヤだった。中をしっかりしめながら、サイドからやられる分には攻撃パターンも想定内。うまくコミュニケーション取ってやれた」

-サポーターは

「今日は埼玉スタジアムに足を運んでくれた人の声援を聞き、責任を与えられたと思いながらゴールを守り、みんなは自分を犠牲に走る姿を表現した。足をつっても戦う。宏樹(酒井)なんかも、足を痛めたかもしれない。気持ちで90分戦ってくれた姿勢がチームを助けた。若い選手にも勇気を与えたのでは」

-行けると思った瞬間

「22分くらいに連続してセットプレー、サイドからの攻撃をしのげたのが1つポイントだったかな。あの時間に声かけたのは、『1つここがポイントだぞ。しっかり守ろうぜ』と」

-風は

「今日、前半、風を読むのが難しかった。自然の力に逆らうのは難しい。来たボールに対処しようと思っていた」

-押しこまれた部分も

「アウェーゴールもあったから前半は耐えようっていう頭は、片隅に持っておいた。0-0狙いの頭はなく、ボール持てたら良かったけど、相手に握られてしまったけど、アウェーで1点とっているっていうのが、相手の焦りなんかを誘ったのかなと。気持ち的に余裕持ってやれていたのかな」

<2>につづく