J1アルビレックス新潟は28日、ホームでガンバ大阪と対戦する。

27日は軽めの調整で汗を流した。24日のルヴァン杯1次リーグ、アビスパ福岡戦で来日初ゴールを決めたFWグスタボ・ネスカウ(23)が公式戦連続ゴールを狙う。身長193センチ、体重90キロのサイズを生かしたボールキープと、スピードを一気に上げてスコアリングポジションに入り込むストライカーが本領を発揮し、チームをリーグ戦2試合ぶり勝利に導く。

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規格外の助っ人が、ゴール量産態勢に入る。報道陣に部分公開された練習でネスカウは軽快な身のこなしでボールを追い、状態の良さをアピールした。G大阪戦前日会見では「出番がきたら、いいプレーで貢献したいし、自分のゴールが生まれたら最高」と白い歯を見せ、お気に入りのNBAレイカーズのレブロン・ジェームズ(38)のユニホームを着て、帰宅した。

公式戦7試合目の出場となった24日のルヴァン杯福岡戦。前半4分に太田の左クロスを右足アウトサイドで合わせて先制点を奪った。だが、チームは1-2で逆転負け。試合後は「自分のゴールより勝利が欲しかった」と悔しがった。それでも後半途中にピッチを退くまで体格の良さを生かしたボールキープで攻撃の起点をつくるなど存在感を示した。「来日した頃より(プレーは)良くなっているし、仲間との連係も高まっている」と手応えもある。

ブラジルから来日し、福岡戦を観戦したアイラ夫人(22)と愛娘のマヌエラちゃん(1歳半)もJ初ゴールを喜んだ。「家族が近くにいることはすごいパワーになる」と笑顔。G大阪戦も引き続き、家族が観戦に訪れる。「メンタルを含めていい準備は出来ている。与えられた役割を果たし、絶対に勝ちたい」。本領発揮へ。レブロン・ジェームズのような力強さと、スピード、クイックネスを武器に豪快にゴールに迫る。【小林忠】