J1リーグで6位につけるセレッソ大阪は10日、本拠地ヨドコウで首位ヴィッセル神戸を迎え撃つ。両者の勝ち点は現在7差だが、神戸が1試合消化が少なく、C大阪がリーグ後半戦で逆転するためにも、勝利が求められる。

既にチケットは2日の時点で完売が発表され、2万4481人が最大収容のヨドコウで初の2万人突破が現実的となった。

小菊昭雄監督(47)は9日、大阪市内で完全非公開練習を行い、オンライン取材に応じた。

「(大観衆の)素晴らしい環境で試合ができることに、感謝の気持ちでいっぱい。自分たちのサッカーをピッチで100%、表現したい。強度の高い、切り替えの速い試合になる。勝ってトップ3、優勝争いに加わっていきたい」

神戸には2連勝中で、ここ6試合で3勝3分けと不敗を誇り、明らかに相性はいい。昨年のホーム戦も3-0で快勝している。

また、滝川二時代の1学年後輩にあたる、神戸吉田孝行監督(46)との初対決については「青春時代をともにした仲間と、監督としてJ1の舞台で戦えるのは光栄。彼は1年生からストライカーとして活躍し、努力家でまじめだった。縦関係の厳しい時代だったが、友達のようにしていた。神戸を首位で引っ張っているところは、リスペクトしかない。勝って、脅かす順位で後半戦も戦っていきたい」と意気込んだ。