J1王者の横浜F・マリノスが、欧州王者マンチェスター・シティー(マンC)を相手に派手な打ち合いを演じた。

前半27分にアンデルソンロペスがシュートのこぼれ球を拾って左足で流し込み先制。10分後には左からの折り返しに松原が右足で冷静にゴールに流し込んだ。幸先良く2点を奪ったが、前半のうちに2点差を追いつかれ、後半から登場したハーランドに2点を決められた。終わってみれば3-5の逆転負けだった。

横浜F・マリノスのマスカット監督は「タフなチャレンジだった。素晴らしいチーム、素晴らしい監督との対戦。知っての通り、素晴らしいチームです。自分たちのチームも素晴らしい戦いをして、誇りをもっています。簡単に進めば楽。自分たちはやってきたことを守り、アイデンティティーをもって勇気を持ってピッチに立った。良い内容の試合ではありました」と振り返った。

横浜はJ1の中断期間に戦ったセルティック、マンCにそれぞれ6-4、3-5と激しい乱打戦を披露した。

「このようなチームと戦った上で質の高さの違いはみればわかる。その中で自分たちが楽な道を進むなら守備を固めてやればいい。それをすることでチャンスも生まれない。でも自分たちはスタイルを持ち、挑む。その気持ちをもって、試合の中で前からプレスをかけた。相手のプレスをはがすこともできた。失点は自分たちから出たもの。楽な方向に行かず、持っているものをしっかり見せた」とスタイルを貫いたことを誇った。