横浜F・マリノスMF藤田譲瑠チマ(21)が、ベルギー1部シントトロイデンへ完全移籍することが25日、決定的となった。

24年パリ五輪を目指すU-22日本代表の主力で、攻撃力を武器としながらも万能なボランチとしてのプレーぶりをシントトロイデンから高く評価された。関係者によれば交渉は細部を詰めるのみで、近日中に発表される。

ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ藤田はJ2東京Vの下部組織出身で、19年にトップ昇格。徳島を経て、22年に横浜に加入した。以前から海外でのプレーに意欲を示しており、19日のセルティックとの親善試合後には同クラブの日本代表MF旗手から海外での食事や生活についてアドバイスも受けていた。

パリ五輪の先に日本代表も目指す男の新天地となりそうなベルギー。同クラブは今夏、2年前に代表に選ばれたDF小川諒也、新潟でリーグ戦で7得点を挙げたMF伊藤涼太郎、G大阪からU-22日本代表でもあるDF山本理仁の加入が決まっている。