浦和レッズのエースでギニア代表FWホセ・カンテ(33)が今季限りで現役を引退する意向を固めたことが25日、分かった。

複数の関係者によると、家族との時間を大切にしたい気持ちが強く、第2の人生を送ることを決断したという。

ホセ・カンテは今年3月に加入。4月9日の名古屋戦でデビューし、5月27日の京都戦でJ初得点を挙げた。前線の起点となり、ミドルレンジからの強烈なシュートも含め、8月には3戦連続得点を記録。今季ここまで、チーム最多の8得点を挙げている。

遠めからでも抜群のコントロールで枠をとらえ、サポーターから、その圧倒的な決定力もあり、SNSなどで「理不尽・カンテ」と呼ばれるほどだった。

浦和での12月のクラブワールドカップ(W杯、サウジアラビア)を最後にユニホームを脱ぐことになる。

スコルジャ監督も今季限りで退任する浦和はFWの補強が急務となった。既に新外国人FWの獲得に向け動き始めている。

◆ホセ・カンテ 1990年9月27日生まれ。スペイン出身。スペインの下部リーグやキプロス、ポーランド、カザフスタン、中国でのプレーを経て23年3月に浦和入り。ポーランドの強豪レギア・ワルシャワでもプレー。ギニアにルーツがあり、代表はギニアでプレー。184センチ、80キロ。