ガンバ大阪は12日に始動し、夕刻に新加入選手が取材に応じた。

名古屋グランパスから加入のDF中谷進之介(27)は「センターバックとしての総合的な能力は高いと思う。昨季は明らかに失点が多かったので、僕が入ることによって減らしていきたいと思うし、それが自分の価値なんじゃないかと思う」とコメント。持ち前の対人プレーの強さを生かし、守備のベースアップに貢献すると宣言した。

能登半島地震では、石川県珠洲市に住む両親の祖父母が被災し「母方の実家は津波でつぶれてしまった」。中谷が「厳しい状況」と話す中での移籍となったが、新天地での活躍で被災地に勇気を与えることを考えている。「時間がたつと、テレビで報道されなくなってくると思うので、そういう時に力になれたらなと思います」。被災地で苦しむ人々に希望を与えるプレーを見せることを誓った。