本拠地のサンガスタジアムに7500人の観客を入れて行われたトレーニングマッチで、京都サンガがJ3の長野パルセイロに勝利した。

45分×3本で行われた試合の1本目で、京都は新加入のDF鈴木義宜(31)DF宮本優太(24)FWマルコ・トゥーリオ(25)らがピッチに立った。

立ち上がりから優勢に進め、4分には先制点を決めた。ペナルティーエリア内右の深い位置に持ち込んだFW原大智(24)のマイナス方向へのクロスに、FW豊川雄太(29)が合わせた。

曹貴裁監督(55)の「最初の立ち上がりから15~30分で相手を圧倒して、得点を取っていく」という狙い通りの展開で、京都が先手を取った。

その後は決定機を作りながらも、なかなか決められなかった京都だが、前線からの果敢なプレスとサイドからのダイナミックな攻撃でチャンスを作り、主導権を握った。

2本目の9分には長野DFのミスを拾ったトゥーリオからのパスを受けた原が落ち着いて左隅にゴール。同25分には左からのクロスをファーサイドでMF武田将平(29)が折り返し、またも原がゴール右上に決めた。同37分、43分にも加点した京都は、2本目までで5-0とリードを広げた。

3本目は1点を追加した後に3失点したが、終了間際に京都がゴールを決めてトータルスコア7-3で終えた。

指揮官は3本目の失点を反省しつつも、「奪った瞬間にチャンスを作るエネルギーがあった。3本で7点取れたのはポジティブ。非常に自信になる試合だった」と積み上げに手応え。今季の新体制会見で宣言した「歴史上最高で最強のサンガ」に向け、順調な調整ぶりを披露した。