J1アルビレックス新潟は14日、2次キャンプ地の高知・春野町で練習を行った。11日のJ2愛媛FCとの練習試合(45分×4本、2-3)で2ゴールの右MF松田詠太郎(22)は、24日のアウェー、サガン鳥栖戦から始まる新シーズンに向け、「自分がゴール、アシストを重ねればチームは上位に行けると思う。1年を通して結果にこだわりたい」と力を込める。

先発し、約90分出場した愛媛戦は2本目の23分にビルドアップに関わりながら右足で1点目。同32分には味方がハイプレスで奪ったボールに走り込み、再び右足で2点目を決めた。ともにペナルティーエリア内で仕留めた。サイドからのチャンスメークに加え、今季はフィニッシャーとしての力も伸ばす。「シュートを打てる位置にタイミング良く入る感覚をつかめている部分もある。質を高めてリーグで発揮したい」。

J1横浜F・マリノスからの期限付き移籍期間を延長し、新潟3季目を迎える。「(自身の)高知キャンプ3回目ですが、まだ若手なので運転係です(笑い)」。選手が乗り合わせて宿舎から練習場に向かうレンタカーでは慎重にハンドルを握るが、ピッチでは、フルスピードの加速力で攻撃を勢いづけている。チームは週末に開幕前最後の練習試合を行う予定。「勝ってリーグ戦につなげたい。開幕スタメンを取るためにも、キャンプで取り組んだことをしっかりと出したい」。今季も新潟のために果敢にサイドをえぐる。