昨季J1王者のヴィッセル神戸は、天皇杯覇者の川崎フロンターレに敗れ、4年ぶりの大会制覇に届かなかった。

神戸主将のMF山口蛍(33)は、試合を「もう少し自分たちのやれるサッカーを徹底しなきゃいけなかった」と振り返った。

山口が課題の1つとして挙げたのは、自陣でボールを保持した際のプレーについて。

「相手の動きに対して自分たちがアクションを起こす展開だった。それだとミスも起こる。ロングボールや対角のパスは狙っていたけど、狙いとしたタイミングではなかった。相手が来たから『じゃあ蹴ります』みたいな感じだった」。

前線からプレスを掛け、相手陣内でボール奪取した際には素早く前進できていたが、GKや最終ラインからの攻撃に改善点があると指摘。山口は「自分たちから仕掛けていくことが大事」とし、24日のジュビロ磐田との開幕戦(ヤマハ)に向けた修正の必要性を口にした。