J3昇格を目指すクリアソン新宿が、ホームでラインメール青森と0-0で引き分けた。

前半31分に相手に退場者が出たが、その数的優位を生かせず痛恨のドロー。3試合を終え、いまだに無得点と苦戦している。

新宿は1トップに赤井シャロッド裕貴を配置し、右の2列目に大卒ルーキーのMF今井聖士を起用。3-4-2-1の布陣で、両サイドを広く使った攻撃を仕掛けた。

膠着(こうちゃく)状態が続いた後半にはMF上野正騎、MF西山大輝を送り、左サイドを中心に好機をつくった。さらに終盤には得点を狙ってFW佐野翼、FW小池純輝を投入し、ゴールを狙ったが、好機がありながらGK広末陸を中心とした青森の堅守を崩せなかった。

北嶋秀朗監督は「早い時間帯に退場者が出て、相手の狙いは明確だったけど、こじ開けることができなかった。相手が真ん中を閉じてきたから外にスペースがあるという認識だったんですけど、配られたボールに個人的なミスとか、トラップミスとか。そういうのがもったいなかった。ボールが落ち着かなくていい攻撃につながらなかった」。

開幕から1分2敗の勝ち点1。ホームサポーターに勝ち点3を届けられず、言葉には悔しさがにじんだ。