浦和レッズが25日、さいたま市内で福岡戦(30日、埼スタ)に向け練習を再開し、DF酒井宏樹(33)が長年、日本代表でともにプレーしたDF長友佑都(37=FC東京)の代表復帰について言及した。長友は21日のホーム・北朝鮮戦は出場機会がなく、26日に予定されていたアウェーの北朝鮮は中止になった。

酒井は「(長友)佑都君も選手として準備をしている。純粋に応援していた。あれだけの経験値を持っている人なので、ポンと(代表に)呼んでも計算が出来る」とし「(長友)佑都君がまた、(代表の)ユニホームを来て出るところを見たかったですけど」と、アウェー戦の中止にちょっぴり残念そうだった。

自身の代表復帰については「自分もけが上がりなので、そこに対してアプローチしないといけない。もちろん選ばれたら光栄ですけど、希望としては日本サッカーの将来を考えると、あれだけポテンシャルを持っている選手がいて、いいサイドバックもいっぱいいるので、どんどん強い日本代表になってほしい。そこは自分の願いでもあります」と将来の代表戦士に思いをはせた。

チームは前節湘南ベルマーレ戦で4-4。壮絶な打ち合いの末、ドローに終わった。攻撃では、相手を崩した上での理想的な4得点だったが、酒井は「守備としてはね…。4失点は僕が来て初めてなので…。そこはね、守備の人間としては悔しい結果」と猛省。「前半のいい時間で、試合を決定付ける必要があった。そこはまだ、うまくいってる時間でちょっと満足している部分が絶対にあったので。そこで決めきる作業をしていかないと」と、次戦へ気を引き締めていた。