浦和レッズが25日、さいたま市内で福岡戦(30日、埼玉)に向け練習を再開し、26日に予定されていたアウェー・北朝鮮戦が中止になったことを受け、GK西川周作(37)が11年の平壌遠征への思い出を語った。

西川は11年11月15日のワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア3次予選で、平壌で北朝鮮と対戦した経験を持つ。スタジアムの雰囲気に「迫力で言ったら、レッズもすごいんですけど。ゴール裏だけでなくスタンド1周、北朝鮮の方の応援がそろってるんですよね。あれはあまり経験できないことだったので圧巻でしたね」。当時は、携帯電話の持ち込みはできなかった。宿舎の部屋のテレビはNHKが視聴可能で「NHKのニュースを見たり。あとは選手が集まってトランプをしたりしていた」と思い出を明かした。今回の中止に「サッカー人生長くない中、貴重な経験が出来るので。選手は試合をしたかったと思う」と話した。

今回の日本代表に同じ年のDF長友佑都が招集された。「佑都はギラギラしてますからね。佑都と同じように僕も頑張って、佑都みたいに代表を目指していきたいですし。練習試合で話す機会あって熱を頂いた。同じ年でああいう選手がいるとうれしいですよね。僕ものっかりますね、佑都の熱に。そのためには頑張って結果を残さないと」と、長友に負けないギラギラ感を出していた。