北海道コンサドーレ札幌MF近藤友喜(23)が本拠地デビューへ、準備を整える。1日、札幌・宮の沢でホーム名古屋グランパス戦(3日、札幌ドーム)に向けた練習を行った。

今季横浜FCから加入したドリブラーは、2月24日アウェー・アビスパ福岡戦(0-0)で開幕スタメンとして出場するも、左ふくらはぎ肉離れを発症して離脱した。復帰戦が初ホームとなる見込みで「何か違いというか、雰囲気も含めて期待感を持ってもらえるようにプレーできたらいい」と、右サイドで打開するイメージを膨らませた。

あこがれの存在のプレーを思い出す。「1人変われば何かが変わるっていう訳ではないと思うけど、僕が知ってる札幌の右サイドの選手は1人で変えるような人だったので」。前橋育英、日大の直系の先輩で、昨季まで札幌でプレーしたMF金子拓郎(26=ディナモ・ザグレブ)はドリブル突破でチャンスメークした。スタイルは違えど、攻撃にカラーを出すつもりだ。

3月30日アウェー・ヴィッセル神戸戦(1-6)は、すでに練習には合流していたが、移動や連戦を考慮してメンバー入りを回避。居残りして調整し、同31日の札幌U-18との練習試合で40分間フル出場して、負傷以来の実戦復帰を果たした。得点も挙げ、「コンディションも上がってきているし、自分が思っているよりは動けた」と最終確認。開幕から5戦未勝利のチームのために、背番号33は「勝ちたい」と力を込めた。【保坂果那】