浦和レッズのヘグモ監督(64)が5日、サガン鳥栖戦(7日、埼玉スタジアム)に向けオンライン取材に応じ、U-23日本代表に選出されたDF大畑歩夢(22)の成長ぶりを明かした。

左サイドバックが主戦場の大畑は今季、開幕から5試合でベンチスタートだったが、前節のFC東京戦で先発に抜てきされた。ヘグモ監督は「日本代表でプレーできることをうれしく思う」と選出を祝福し「沖縄キャンプから今まで、彼は常に成長し続けている。フィジカルも上がって自信を付け、攻撃での1対1も良くなっている」と今季の成長を評価した。特に、攻撃面での技術を長所に挙げ「攻撃エリアに進入することが出来るし組み立ても得意。長所も伸びているし、改善点も力を入れている」と話した。

ヘグモ監督は、ホームでの5万人の観客を前にプレーする選手のメンタル面の成長を促すため、ミーティングでは全選手、スタッフの前で、自己紹介をするユニークな取り組みをしている。ちなみに、この日は大畑の自己紹介の番だった。「チャーミングな人柄が出ていた。笑いとユーモア、真剣な話をうまく織り交ぜていた」と、大畑のトークぶりにも太鼓判を押した。 ちなみに、自己紹介の取り組みについては「大人数を前に自らを表現することは、大観衆の前でプレーするのと同じような状況。そこでストレスを感じることなく、その状況を好んで落ち着いて行動することが大事。浦和でプレーするために必要な個々の強さを作るためでもある」と説明した。