ガンバ大阪が、20歳のFW坂本一彩(いさ)の技あり弾で浦和レッズに競り勝ち2連勝。浦和は2試合連続無得点で今季初の連敗となった。

浦和は背番号「10」のMF中島翔哉(29)が、インサイドハーフの左で今季初先発。狭いエリアでも前を向き、縦パスでアイデアある攻撃の起点となり、左MFで先発したMF大久保智明(25)との連携で相手を崩したが、最後のクロスの質やシュートの質が伴わず、得点は奪えず。

互いに攻め手を欠いた中、試合が動いたのは後半34分だった。日本代表経験を持つ浦和MF伊藤敦樹(25)が敵陣深くに攻め込もうとしたところボールロスト。そこからG大阪がカウンターに転じ、坂本がMFウェルトンの右からのグラウンダーのマイナスクロスを、相手2人に囲まれながらもトラップでピタリと止め右足シュート。ネットを揺らし、これが決勝点となった。浦和は途中からMF松尾、FW興梠を投入も1点が遠く、2試合連続の無得点で2連敗となった。

アウェーのG大阪サポーターが選手と勝利のチャントや、手拍子で喜びを分かち合う中、浦和のゴール裏のサポーターから大ブーイングが起こった。

【動画】G大阪FW坂本一彩の技あり弾 巧みなポジショニングから右足一閃