新たな敵が登場した。山形は26日、静岡・御殿場市の時之栖(ときのすみか)グラウンドで、4次キャンプをスタート。当初は宮崎市で3月4日まで練習し、同5日の開幕戦(対川崎F)に備える予定だったが、霧島連山・新燃岳の噴火による火山灰の悪影響を考慮し、静岡での最終調整を決めた。

 だが練習場は杉の木に囲まれており、目で見てわかるほど花粉の飛散が凄まじい。宮崎で「白い悪魔」に邪魔されることはなかったが、静岡では「黄色い悪魔」に悩まされている。GK植草裕樹(28)は「あれ見て。ヤバイでしょ。こんなの見たことない」と驚き顔。小林伸二監督(50)も「ホントにすごいよね。灰の影響はなかったのに」と目を真っ赤にしながら答えた。