<Jユース杯:札幌5-1G大阪>◇24日◇決勝◇大阪長居スタジアム◇日刊スポーツ新聞社主催

 札幌が逆転で悲願の初タイトルをつかんだ。1点を追う前半42分にMF中原彰吾(18)のPKで追いつき、後半5分に再び中原が勝ち越しゴールを挙げた。一発退場者を出したG大阪に対し、その後も確実に追加点を挙げて完勝した。中原は大会史上初となる決勝でのハットトリックを達成した。

 札幌は22日の準決勝で今月の高円宮杯U-18チャンピオンシップで優勝した広島に、延長戦の末、5-1で快勝し、勢いに乗っていた。

 過去は日本クラブユース選手権など全国大会で2度の準優勝経験はあったが、あと1歩でタイトルを逃してきた。「北海道の歴史を変えたい」と意気込んでいた四方田(よもだ)修平監督(39)は「選手が本当に頑張ってくれ、感謝しています」と話した。04年に就任した同監督は9年目での悲願に感無量だった。