J2水戸が22日、Jリーグ再開となる23日の徳島戦(Ksスタ)へ向け、試合会場で前日練習を行った。練習前には、選手らが一部破損のため使用不可となっているメーンスタンドの様子を見上げる一幕もあった。

 セットプレーの確認など約2時間のトレーニングでは、厳しさの中にも笑いの絶えない和やかな雰囲気。GK本間幸司(33)は「正直、被災地ということで良いものを届けたいという気持ちが強かったが、柱谷監督には緊張が強すぎるからリラックスしろ、と言われました。笑いながら熱いプレーをしたい」と備えた。

 また、試合当日のスタジアムでは、茨城県内で風評被害の影響を受けている農産物PRのため、野菜や乳製品の販売会を実施する。JA水戸やいばらく乳業が出店し、選手数人も参加。イチゴ、トマト、アスパラガスなどが並ぶ予定だ。