これからも「ミスタートリニータ」だ。大分FW高松大樹(27)が27日、3度目の契約更改交渉に臨み、3年契約で基本合意した。関係者によると「大分の若手を引っ張って、先頭に立って常勝軍団にしていきたい」と、チームリーダーの決意を口にしたという。

 今後も大分を背負って立つ。今季から主将を務めた高松が、志願の複数年契約で残留を決めた。日本代表の経験があり、過去に何度も他クラブの補強リストに挙がった高松はここ数年、本人の意向で単年契約を結んでいたが、今回は高松本人から複数年契約を打診した。自ら他クラブへの移籍話を封印した格好だ。

 今季は両足首のケガに泣いたが、ナビスコ杯決勝の先制ゴールであらためて存在感を見せつけた。来季の完全復活に向け、10日に手術を終えた高松は、リハビリ中にもかかわらずシーズンオフのイベント出演もこなしている。チームリーダーとしての責任感を胸に、高松が大分を常勝軍団へとけん引していく。