G大阪が、新エース候補として元韓国代表の磐田FWイ・グノ(25)を完全移籍で獲得することが29日、分かった。近日中にも正式発表される見通し。チームは今季、5季ぶりのリーグ制覇を目標に掲げながら現在11位に低迷。西野監督の構想から外れたチョ・ジェジンと、ゼ・カルロスの助っ人FWの去就が流動的で、新外国人選手を探していた。関係者によると磐田側も慰留に務めたが、好条件を提示したG大阪が獲得に成功した。

 イ・グノは得点力抜群のFWで、W杯ベスト16に進出した韓国代表候補にも名前が挙がっていた。W杯メンバー入りこそ逃したが、昨年にはパリSGが獲得に乗り出すなど欧州でも注目されている。

 G大阪には今季急成長しリーグ戦で得点ランク2位タイの7点を記録するFW平井や、14年W杯ブラジル大会のエース候補でもある高校3年のFW宇佐美ら若手に有望株がいる。前半戦は苦戦したが、イ・グノが加われば得点力が増すことは間違いない。正式発表後にチームに合流し、W杯中断明けとなる7月14日京都戦(万博)がデビュー戦になりそうだ。