山形サポーターの願いを、モンテディオのツインタワーがかなえる!

 山形FW田代有三(27)と長谷川悠(23)が七夕の7日、リーグ再開戦での得点を誓った。10日後に迫った仙台戦(17日)でゴールを決め「勢いに乗りたい」と口をそろえる。

 田代は「みんなが幸せになりますように」と願い、試合に飢えているファンを喜ばせるゴールを誓った。右ひざの故障で、ここまで無得点の長谷川は「今から実戦です」と闘志を燃やす。山形駅近くの霞城セントラルにチームの七夕飾りがあり、この短冊に「今から10得点」と力強くしたためた。

 得点数を競い合えば、チーム目標の「トップ10」も可能だ。目標達成を星に願う小林監督は「よく行くクリーニング店の飾りにさぁ『ベガルタに勝て』とか『絶対残留』とか、みんなウチ絡みの願い事ばかり。うれしいことなんだけどね」と苦笑いした。FW陣を筆頭に、連日30度超の猛暑でも選手の動きはシャープだ。余計な重圧を感じまい、感じさせまいとマイペースを貫く監督だが、その眼光は田代、長谷川らと同じように鋭かった。【山崎安昭】