トヨタクラブW杯は今日16日、横浜国際総合競技場で決勝戦を行う。初優勝を狙う欧州王者チェルシー(イングランド)と、南米王者コリンチャンス(ブラジル)が対戦する。

 コリンチャンスが「普段着サッカー」で栄冠をつかむ。15日、試合会場で行われた公式会見でチチ監督は「コリンチャンスの『顔』は、はっきりしている。それは相手を尊重しつつ攻撃的に行くことだ。明日はコリンチャンスらしいサッカーをする」と言い切った。

 欧州屈指の強豪との対戦を前にしても普段通りを貫いた。チチ監督は準決勝で先発したMFドウグラスに代え、速さが持ち味のMFジョルジエンリケを起用し、主将のMFダニーロを中央に配置することを公表。「一番良い選手が先発するので先発を公言しても問題ない」と笑みを浮かべた。

 サンパウロ時代に日本開催だった05年クラブW杯を優勝、鹿島時代にリーグ3連覇、天皇杯優勝を果たしたダニーロは「日本6冠目」がかかる。「この試合は人生で最も大事と言える。自分たちは十分力があるので、それを信じることが重要」と意気込んでいた。