山形がJ2で戦う来季への補強として磐田FW荒田智之(26)へオファーを出していることが23日、分かった。クラブ側はすでに、細かい条件まで提示している。

 荒田はサッカーの名門・清水東(静岡)、専大を経て08年にJ2水戸へ入団した。1年目から定位置をつかみ、42戦17得点と活躍。翌年も34試合で14ゴールをたたき出した。10年には磐田へ完全移籍したが、今季までの2年間で合計24戦1得点と不完全燃焼に終わっていた。出場機会を求めるため、山形への移籍には前向きだとみられる。

 山形側は今夏も荒田をリストアップしていた。獲得には至らなかったが、今オフには広島から期限付き移籍中のFW山崎の古巣復帰が濃厚なため、得点力アップを期待して触手を伸ばした模様。相手の背後をとる技術の高さ、J2での実績から、即戦力であることは間違いない。