浦和は25日、さいたま市内のクラブハウスで解散式を行った。15位と低迷し、今季広島で指揮を執ったペトロビッチ新監督決定まで二転三転するなど迷走の1年だった。橋本社長は「来年は激しくてフェアで、やっているみんなが楽しくなるサッカーをしよう」と選手たちを激励した。

 ペトロビッチ前監督の電撃解任を受け、指揮を執ることになり、J1残留を決めた堀孝史監督(44)は、来季ヘッドコーチ就任が決定した。1月20日に新チームは始動し、下旬に宮崎で1次キャンプを行う。2月中旬には鹿児島で2次キャンプを張り、3月10日のJ開幕に備える予定だ。

 また、期限付き移籍期間満了となったFWマゾーラ以外の外国人は残留が濃厚。前日24日の天皇杯東京戦で負傷交代したDF山田暢久(36)は、左足を引きずりながらも「骨じゃなく筋肉系。大丈夫」と言った。シーズン終盤に異例の混乱に見舞われたビッグクラブだが、補強は出遅れ感が否めないものの、来季への体制が整いつつある。