<ACL:ブニョドコル3-2G大阪>◇E組◇18日◇タシケント

 もう見慣れた光景のように、G大阪の守備陣が崩壊した。前半15分にゴール前に上がったクロスに誰も反応しない。簡単に先制点を与えると、一時はMF倉田の豪快ミドルで同点に追いつきながら、前半終了間際に同じようなゴール前のクロスを、今野が競り合うことすらできずに勝ち越される。後半39分にもロングパス1本で今野が裏を取られ、3点目を許した。

 E組最下位に転落し、決勝トーナメント進出が難しくなった。リーグ戦を含め、開幕から10試合目で計23失点。補強の目玉として現役日本代表の今野を獲得しながら、守備は「ザル状態」だ。前日会見では現地メディアから「G大阪はいつもACLで強いが、今年は下手になったのか?」と質問される始末。松波監督は「下手になっているとは思いませんが、状況が状況なのでそう思われても仕方ない。でもアジア王者になれる戦力はある」と言ったものの、勝利には結びつかなかった。