清水が25日の浦和戦(エコパ)に向けて中盤探しに着手した。守備陣にけが人と出場停止が重なり、MF村松大輔(22)、河井陽介(23)、石毛秀樹(17)が最終ラインの候補となる。MF小野伸二(32)も別メニュー調整が続いており中盤が手薄な状態だ。23日の非公開練習では組み合わせに模索したもよう。

 今季は村松の1ボランチでスタートしたが、五輪で村松が離脱したタイミングで2ボランチを採用した。MF杉山浩太(27)は「2ボランチでやると思うけど」と話した。腰痛を抱えるMF小林大悟(29)は「スタメンでは出ないだろうけど、2ボランチは動きやすい」と話した。出場となればトップ下が濃厚な小林は「人はいないからね」。

 選手が入れ替わっても戦い方は変わらない。「みんなとやってるし、自分はバランスを取るタイプなので」と杉山。小林も「浦和は5バック気味になるから、打開できるようにしたい」と話した。清水が同じ中盤で戦ったのは数試合のみ。新しい組み合わせで挑む。【加納慎也】