J2札幌に来季新加入する北海道教大岩見沢MF上原拓郎(22)が7日、札幌市内で内定会見を行った。札幌U-18出身で大学を経由してトップチームに加入するのは、8月に内定した阪南大FW工藤光輝(22)に続き3人目で、道内大学経由は初となる。上原は「大学で成長した体の強さや技術を生かし、J1昇格や将来のJ1優勝に貢献できるような選手を目指したい」と意気込んだ。

 左利きのボランチ。クラブは守備面の堅実さだけでなく、冷静なコーチング能力も評価している。札幌U-18、同大と主将を務めており三上大勝GM(42)が「キャプテンシーが強く、そういう資質を持つ選手が1人でも多い方が、チーム環境を良くする。ぜひ、還元してほしい」と話した。

 9月の練習参加前は、ユースで同期だったMF古田が「声を出せるのが拓郎の武器。練習生で声を出せる選手はなかなかいない。そういうところも大事」とアドバイス。友人の助言も、プロ入りのポイントになった。【永野高輔】